全部奪われた私を拾ったのは極道でした

柚葉「……はい」

何度も繰り返す動き

転ぶ

隼人「大丈夫か」

柚葉「大丈夫です」

すぐに立ち上がる

悠真「……」

少し離れた場所から見ている

悠真(非効率です。もっと合理的な方法がある)

それでも

柚葉「……っ」

また、立ち上がる

悠真「……(なぜ、そこまで)」

理解できない

その日の夜

廊下で、足を止める

柚葉「……」

一人、座り込んでいる

柚葉「痛い」

小さく呟く声