全部奪われた私を拾ったのは極道でした

隼人(……知ってたけどな)

少しの沈黙

隼人(もしさ、あいつが俺のとこ来たら)

考える

隼人(……多分、嬉しくねぇな)

苦笑する

隼人(だってあいつ、
   ……あんな顔、しねぇだろ)

思い出す

要を見てる時の柚葉

あの、安心した顔

隼人「……」

隼人(あー、そっか)

静かに気づく

隼人(俺が好きなのは、要見てる時のお前だ)

煙が消える

隼人「……まぁ、いいか」

吸い殻を落とす

隼人「そのままでいろよ」

次の日

柚葉「隼人さん」