全部奪われた私を拾ったのは極道でした

隼人「厳しいな〜」

悠真「ただ」

隼人「ん?」

悠真「見てはいます」

隼人「お、デレた?」

悠真「違います」

そのやり取りを、要は黙って見ていた。

要「あいつは変わる」

隼人「断言っすね」

要「ああ」

短く、確信を持って

その視線の先には――

まっすぐ前を見て立つ、柚葉の姿

守られるだけだった少女は

少しずつ、自分で立とうとしていた