全部奪われた私を拾ったのは極道でした

柚葉「……特別」

小さく呟く 

要「行くぞ」

隼人「はーい」

悠真「了解です」

三人が動く

すれ違いざま

要さんの手が、ほんの一瞬だけ柚葉の肩に触れる

要「気にすんな」

柚葉「……はい」

その一言で

張り詰めていたものが、少しだけほどけた



一人で部屋に戻る

柚葉「……私、やっぱり、ここにいていいのかな……」

悠真さんの言葉が、頭から離れない

「理由が必要です」

柚葉「……私には、何もないのに」

ぎゅっと、手を握る