全部奪われた私を拾ったのは極道でした

柚葉「……っ」

少しだけ身構える

組員A「そんな怖がんなよ」

組員B「要さんに怒られるぞ」

柚葉「……」

少しだけ迷って

柚葉「……おはよう、ございます」

組員A「おう」

少し驚いた顔

組員B「ちゃんと挨拶できるじゃねぇか」

柚葉「……」

少しだけ、照れる

怖いだけだった人たちが、少しだけ違って見える



部屋に戻る

柚葉「……今日、
   ちょっとだけ、頑張れたかも」

ベッドに座りながら、小さく呟く

柚葉「……私、自分で選んだ」

初めてだった

誰かに言われたからじゃなくて