全部奪われた私を拾ったのは極道でした

どうして、自分なんかを

考えても、答えは出ない

要:「起きたか」

後ろから声がして、肩がびくっと跳ねる

振り返ると、要さんが立っていた

柚葉:「あ……おはよう、ございます」

要:「ああ」

短い返事

それでも、ちゃんと返してくれる

要:「飯、食うか」

柚葉:「……はい」

小さく頷く

食卓

昨日と同じように、温かいご飯が並ぶ

柚葉は少し戸惑いながら席に座る

要:「遠慮すんな」

柚葉:「……でも」

要:「食わねぇ方が迷惑だ」

柚葉:「……っ」

少しだけ驚く

けど、その言い方は――