本好きで恋愛苦手な私が推し小説家に溺愛されるまで


 考えた末、ラップに包んで作ることにした。衛生的だし、食べる時に手も汚れないしね。
 いろんな具のおにぎりに、野菜たっぷりの味噌汁、酢の物、何か卵料理……献立も決まったところで、炊飯器のセット完了。

(夕飯作りまでまだ時間があるし、今のうちに着替えとか買いに行こう)

 私は先ほど藍堂先生から預かった合鍵をバッグに入れて、外に出た。


(今はコンビニでも服が買えちゃうから便利だよね~)

 徒歩5分ほどの距離にあるコンビニエンスストアに入り、シンプルな下着と黒いTシャツにグレーのスウェットパンツ、それから靴下をカゴに入れた。
 そうそう、メイク落としと化粧水&乳液のセットも。

(そうだ! スマホの充電器も買わなきゃ!)

 レジに向かう直前で、慌てて充電器をカゴに押し込む。
 明日の朝食を作るために絶対に寝坊できないから、スマホの充電を切らすわけにいかないのだ。
 私は小走りで、藍堂先生のマンションに帰った。