彼女と出会い営んだ日々は 大切な宝物のように光っていた。 奈々君という女みたいな名前でもちゃんと下の名前で呼んでくれ、 終いにはなーくん、なー、と省略になっていった。 付き合い始めたのは梅雨の頃、 紫陽花をみにいこうとプライベートで誘われた日だった。 変装して列車に乗ってホテルについた。 順調にいってるのが怖すぎるほどだった。