ワイシャツがはだけて少しでも屈めば谷間が見える。ほど、風紀を乱していた。
それでも明るく振る舞う彼女ーー。次第に友達も親近感が湧いてきてーー、
「何のネイルーー!?」
「このタトゥーみたいなの、シール?」
と質問したぐらい。
ポテンシャルの良さでこう答えた。
「これは豹柄ネイルっていうやつでーー、
黄色くぬった爪に茶色を点々と載せたやつーー」
「あとこれはシール!剥がせるよ!」
安心したかのように胸を撫で下ろした親友達。
ネイルだけは許されなかったみたいだけど。
連続ドラマ小説の合間を縫って登校していたのでポピュラーな初登場並だったので浮くどころか話題にのぼっていった。
懐かしく感じるものも居れば、感傷に浸るものまで。
有名人が残した功績は俺たちにとって青春なようなものだった。


