向日葵みたいな君へ


三角定規を忘れた日だった。


申し訳ないっというように俺から借りる三角定規たち。


物の貸し借りが始まってから一年ぐらい経過していた。


お礼に写真を一枚撮らせてくれるというもので、


被写体どうしよーかなーと悩んだ末、


俺の住んでた実家近くの田舎のバス停で降りた。


菜の花畑が偉大に広がっていて、


彼女は私服のワンピースを着こなしていた。


何を着せても様になるなぁと


関心していたら、


「あっ、蝶々」


とパタパタ歩く際も


後ろ姿も可愛らしかった。


彼女が振り返る瞬間


を捉えーー。


カシャカシャと写真を撮っていた。


次は海辺がいいかなーと思ってたら、


手首を掴まれ引っ張られ、


ツーショット。


驚きのあまり表情があっけらかんと


していた。



「フフ、面白い」


彼女自身が盛れてるだけの写真を見て


綻ばせる少女ーー。



抱きしめたい。と思ったが相手は一流芸能人。



メディアに出ることだけは避けたい。