向日葵みたいな君へ



「よろしくね」


「……宜しく」

微笑まれた。

この破壊力。今まで見た女の子の比じゃない。


席を移動し終わり着席した。


「1限目……なんだっけ」


多忙な仕事の末勉強を忘れることが多かった。


「数学だよ!よかったら教科書貸すよ」


「……いや、数学は板書でいい」


控えめに言ったようだが、仕草一つ一つが
愛らしく人々が好む要素の一因となっていた。


無駄のない動き。眼差しは強烈。


好きになりそうな一歩手前だった。


彼女はおっちょこちょいだった。


消しゴムを落としたり、



ボールペンのインクがきれたまま板書をうつしたりした時よっぽど困ったのか、

横でなんとなくみていた俺がなんとなく、


「ん」


とさりげなく渡すと頬を緩めて笑うんだーー。



「ありがとう、この間は。
お礼言いそびれて」


彼女の忘れぐせもあったが必要に応じて覚えていてくれた。


「この合同授業……。
受けてみない?」


そう誘われたのは、ICTによるものだった。


「OK。いつ受けるかまた聞かせて。
スケジュール合わせるから」


そう言うとつぶさに笑われた。
表情ひとつひとつが芳しい。


「うんっ……!ありがとう!日程は決まってて……」


と持参のスケジュール帳をみながら


話す彼女。不意に肩についた埃みたいなのが気になり、


それをとってあげると


へなちょこな笑みをみせる彼女。


「……ありがとうっ!」


改めてスケジュールをみると、行事が沢山積まれてた。

「この日空いてるんだね」「急用が入るかもしれないけど……」