マカロンの意味 (短編)

「いや、別に理人は私のこと好きでもなんでもないじゃん」



自分で言っておいてほんの少し傷ついて、理人から顔をそらした。



「俺は理沙のこと好き。
小さい頃からずっと」



理人の目が私を捉えて離さない。



「理沙は俺のこと嫌いになったのか」

「…好きだよ。
今も」



理人の頬が薄く赤に染まる。



「理人、顔真っ赤」

「理沙もな」



赤く染まった顔を隠すように、強く抱きしめられる。



「なあ理沙。
こっち向いて」



2人の影が重なった。