結局渡せないまま1日が過ぎて、重い足取りで帰路に就く。
「…あーこれどうしよ」
今年も渡せなかったな、ため息をついてそうつぶやく。
バレンタインが入った紙袋を行き場をなくしたまま、そっとかばんにしまおうとした。
「理沙!」
「え」
まさか。
そう思って振り返ると、そこにはまだ学校にいるはずの理人が息を切らしてこっちにやってくる。
理人が歩くたびに女の子たちからもらったであろうたくさんのお菓子が入っているであろう少し大きめの紙袋が音を立てる。
「なんだよその反応、俺ら幼なじみだろ。
てか何一人で帰ってんの」
「え」
「いつも一緒に帰ってんじゃん」
「でも」
「…あーこれどうしよ」
今年も渡せなかったな、ため息をついてそうつぶやく。
バレンタインが入った紙袋を行き場をなくしたまま、そっとかばんにしまおうとした。
「理沙!」
「え」
まさか。
そう思って振り返ると、そこにはまだ学校にいるはずの理人が息を切らしてこっちにやってくる。
理人が歩くたびに女の子たちからもらったであろうたくさんのお菓子が入っているであろう少し大きめの紙袋が音を立てる。
「なんだよその反応、俺ら幼なじみだろ。
てか何一人で帰ってんの」
「え」
「いつも一緒に帰ってんじゃん」
「でも」
