まさかきみがそうだったなんて、知らなかったんだよ。

ドンッ!

何かに押されたような感覚。

でも、いつまでたっても私の体に衝撃は来ない。

どういうこと?

恐る恐る目を開けてみると。



「いたた。まじで危なかった。」



ホッとした様子で息を吐く美形の男の子。



「ひょえ!?え、どういうこと?何が起こったの?まさか私死んじゃった?」

「落ち着けって。大丈夫、死んでねーよ。」



え〜、声までかっこいいし!



「あのお、どちら様・・・?」

「・・・あ、俺?村山広斗。」



彼はそっけなくそれだけ言って、私から顔をそらした。