〜side広斗〜
一つだけ空いた席。それが俺の席だということを示している。
一応くじは引いたものの、黒板を見てちんたら数字を探すのがめんどくさかったため、一つだけ空いた席に移動することにした。空いてるってことは、そういうことだろ。
案の定、窓側から2列目の一番うしろの席が空いていた。
そして、左隣に、里奈。
・・・デジャヴ?
いや、前回もおんなじだったくね?まあ、里奈の後ろでしつこく好意丸出しで話しかけてた誰かさんは遠くの方に消えてくれたみたいですけど。
まあ、でも感謝する。
これは、神が与えてくれた昔のことを挽回するチャンスに違いない。
・・・いや、これは俺を試しているのかもしれない。俺がここで里奈に挽回するのか、思うだけで行動しないのか。ここで行動しないと、里奈に一生気づいてもらえないかもしれない。昔から里奈のこと、ずっと思っていたこと。
つたえ、ないと。
誰かに取られてしまってからでは遅いんだ。あの時の、里奈が離れていく感覚を、もう二度と。
・・・味わいたくない。
「ねね、私の名前、覚えてる?」
不意に隣から可愛い声がした。
一つだけ空いた席。それが俺の席だということを示している。
一応くじは引いたものの、黒板を見てちんたら数字を探すのがめんどくさかったため、一つだけ空いた席に移動することにした。空いてるってことは、そういうことだろ。
案の定、窓側から2列目の一番うしろの席が空いていた。
そして、左隣に、里奈。
・・・デジャヴ?
いや、前回もおんなじだったくね?まあ、里奈の後ろでしつこく好意丸出しで話しかけてた誰かさんは遠くの方に消えてくれたみたいですけど。
まあ、でも感謝する。
これは、神が与えてくれた昔のことを挽回するチャンスに違いない。
・・・いや、これは俺を試しているのかもしれない。俺がここで里奈に挽回するのか、思うだけで行動しないのか。ここで行動しないと、里奈に一生気づいてもらえないかもしれない。昔から里奈のこと、ずっと思っていたこと。
つたえ、ないと。
誰かに取られてしまってからでは遅いんだ。あの時の、里奈が離れていく感覚を、もう二度と。
・・・味わいたくない。
「ねね、私の名前、覚えてる?」
不意に隣から可愛い声がした。

