私もう、わかんない。〜私の王子様は、どっち?〜

まあ、いっか?

とりあえず私は手を汚さないでおこう。

ほんとうに、私の考えが薄汚くて、ごめんなさい。

皆様、本当にごめんなさい。心からお詫びいたします。

そんなようわからん謝罪をし、私は心を切り替える。



「ねえ、広斗様!」

「・・・ん?」



教室の喧騒からは離れ、完全に別世界に意識が行ってしまっていた広斗様に声をかける。

予想通り別世界に行っていたようで、広斗様の反応が少し遅れていた。



「私、今度こそ広斗様とお話したくて・・・。ほら、前の席だと話せなかったし?」



私の言葉に、広斗様が一瞬だけ目をみはる。

あれ、そんなに驚くことだったかな?

もしかして心のなかでは「里奈がそんなこと思ってたなんて・・・。前の席では完全に拓哉だったのに。」とか思ってくれてたりして。

本当に、前の席では志村くんにかかりっきりになっちゃってたから今日から頑張ります。