私もう、わかんない。〜私の王子様は、どっち?〜

どうか神様、私にこの気持ちを、わからせてください。

そう祈りながらひいた、くじ。

私は20番だった。

黒板をみると、席の模式図が描かれたところに、テキトーに割り振られた数字。

20は、一番窓際の後ろの席だった。

おう、先生から見えない点では神席だけど、夏とか冬とか大変そうだな・・・。

絶対暑いし、寒い。

・・・ちょー、びみょー。

広斗様何番引いたんだろう。

でも、肩掴んで後ろから覗き込むなんて、カップルみたいなことできないから、絶対。

席を移動するまでのお楽しみとする。



「はい、全員引き終わったな。じゃあ、席移動するぞ〜。自分の番号確認したか?」

「あ、忘れてたぜ〜」



あはは〜、何やってんの〜と、クラスのみんなの笑いを受けながら数字を確認しに行く生徒が数名。

そんな人達にも、不本意ながら早くしてよと毒づいてしまう。

これからの高校生活の命がかかってんだよ!