「ん、なに?」
なるべく動揺が声に出ないように返事をする。
「なんで、私のことをお昼に誘ってくれたの?」
っ、おう・・・。
俺にとってその質問は来てほしくない質問だった。
正直に里奈ちゃんが好きで、里奈ちゃんといっしょに過ごしたかったからと、答えてしまったら。
・・・里奈ちゃんに、嫌われるかも知れない。
里奈ちゃんはそういうような心の持ち主ではないと知っているけれど。
もしもの可能性も捨てがたい。
だからといって里奈ちゃんにウソを付くのも心苦しい。
そう考えた俺がだした決断は。
「えっと、里奈ちゃんと、もっと仲良くなりたかった、とか?」
誤魔化す、だった。
