私もう、わかんない。〜私の王子様は、どっち?〜

〜side拓哉〜
一目惚れ、だった。

同じ地域にこんな可愛い子が住んでいたなんて。

始めてみたときの感想はそうだった。

チャイムと同時に滑り込んできた女の子。

・・・と男の子。

俺はその女の子を見た瞬間、恋に落ちた。

・・・恋に、落とされた。

その子の顔はとても端正で、それに。



「・・・ま!・・・やま!芝山!」

「・・・っえ?先生、どうしました?」

「っえ?じゃ、ないだろう!いまは健康観察の途中だ!返事をしろ芝山!」

「はいすみません!私は元気です!」



声まで可愛かった。

健康観察をしている最中にボーっとしていたのか、話を聞いていないところもかわいいし。

もう、俺はこの子のことが好きだ。

改めて認識した。