私もう、わかんない。〜私の王子様は、どっち?〜



私はせめてもの反撃で志村くんにそう返す。

すると。



「あ、ああ。俺は全然見せられるぞ。」



余裕そうな表情でそう返してきた。

しかも何!?「俺は」って。

「私は」見せられないお弁当だっていってるの!?

なんか、志村くんの本当の姿を見たかも知れない。

でも、本当に見せられるかはわからない。

感覚は人によって違うし。うん。

自分を納得させ、志村くんのお弁当を見せてもらうことにした。



「う。じゃあじゃあ、見せてみなさいよ!本当に見せられるかは私が判断する!」

「ああ。いいよ。」



志村くんはそれだけいってお弁当の蓋を開ける。

そしてその先に待っていたのは・・・。

これでもかっていうくらいにきれいに並べられたおかずたち。

そのすべてが手作りだと分かる。

卵焼きや、唐揚げまでもが手作りで作られていた。