まさかきみがそうだったなんて、知らなかったんだよ。

ああ、会いたい。里奈。今どこにいるんだ?

そう思っていた、その時。

前を歩く女子が目についた。

その女子は高校の制服らしきものを着ている。遅刻しそうなのか焦った様子で走っているようだ。

いつもだったらスルーする。別に俺には何も関係ない。普通の女子。

・・・でも。

俺の目が、脳に反して反応した。

ずっと、あの女子から目が離れない。

どうしてだ?珍しく女子が走っているからか?

俺はありそうな理由を思い浮かべる。でも俺は。

もう、答えは分かっている。

間違いじゃないよな・・・。だって、あれは、俺が追い求めていた・・・。

「里奈」なんだから。