恋をしたのは猛獣でした


「特徴的なノートの取り方ねえ、もしかしてクラス中のなかから貸してもらったの?」


ドクン。


頷く。


「とりあえず人のものは盗らないこと。これからは真面目に板書をうつしなさい?」


指先が震える。


「ダメなんですーー。


理性が効かないっていうかーー



ダメなんです」


最後の一句で耳元で囁くように言うとーー
先生は分かりやすく顔を真っ赤に染め
だらしない口元は開いたまま。


職員室を後にしたーー。