星に願う君を。

―夕飯前、父さんが帰ってきた。

お風呂から上がった俺は早速聞いてみた。


「おかえり。」

「ただいまー。」

「父さん、このデジカメさ。」

「うわ、久しぶりに見たな。」


父さんも母さんと同じような反応するので思わず笑ってしまう。


「うん、で…あの、これまだ使う?」

「翔ほしいのか?」

「あ〜…うん、できるなら。」

「また数年しまわれるよりカメラも喜ぶだろう。

いいぞ、それやる。」

「え、いいの?

ありがとう!」

「おう、いい写真撮れよ。」


意外にもあっさりと貰うことができた。

よし、これで…次回からはもっといい写真を取れるようにしないと。

なんとなく、今日の感じで彼女が写真にこだわっているのを感じた。

なぜなのか、なにか理由があるのか。

俺にはわからない。


というか、なぜ俺だったのかの謎も解けていない。