それでも…小学1年生の私はあまりに非力すぎて
一度は泣いてしまったが殴られれば、
怖くて黙っている事しか…出来なかった。

他の女の子達は皆それでもずっと泣き続け、
日を追うごとに1人ずつ犯人と一緒外に出ては
何時間かして帰ってくるのは
出ていく時には付いてはいなかった血を
洋服に付けていた犯人だけ…。

一緒に外に出た女の子は、
もう戻ってくる事なんかなかった…。

逆らえば、殺される。皆が泣いていても、
私は涙も流さず黙っていた…いや、
泣きたかったけどずっと我慢していたんだ。

最後の1人まで残され…犯人は屈んで私と目を合わせるような体勢を取ると、

「詩ちゃん、あんまり泣かないんだね。
僕の事怖くないの?」

笑っていない目をしながらも
口調はどこか面白がっている様子だった。