「…色々あったんだね。
でも晃ちゃ…晃生君のお母さんの実家がこっちにあるとは知らなかった。また会えて嬉しい」


私の言葉に晃生君は


「…母さんは手紙の住所を見て、詩の家が自分の実家の近くだとは知ってて俺にも言ってきてたから、また詩と会えるのは分かってたけど…
直接会うと…めっちゃ緊張するな」


どこか照れた表情を見せ、その姿が幼い時の顔と一緒で私の顔も自然と緩んだ。


「…詩、体調良くなった?」

「うん。だいぶ…ありがとう、"晃ちゃん"」


"晃ちゃん"
自然と自分の口から出た彼に対しての呼び方に
私はハッとし、「あ…ごめん、」と謝り呼び方を
戻そうとすれば


「詩、その呼び方でいいよ。
詩はずっと俺の事そう呼んでただろ?」


晃生君はクスクス笑っていた。