「…詩、本当に大丈夫?」

玄関先で座って靴を履く私に
後ろからお母さんは不安そうな声で尋ねる。


「…うん、大丈夫だよ。
もう落ち着いたし、学校楽しいから」

靴を履き終え立ち上がり、
笑顔でお母さんの方に振り返れば
「…そう。それなら良かった」
と、まだ不安そうではあるが、
お母さんも微笑んでくれた。

「じゃあ、行ってくるね」

私がそう言って玄関を出ようとすれば
「あっ…!詩、待って」
お母さんは突然私を呼び止めた。