8年前




"ハァ、ハァ…"


辺りは一面真っ暗で、走っても走っても
周りは木々に囲まれている。


誰か、助けて…。
叫んだらアイツに見つかる。殺される。

だから半年間ずっと心の中で助けを求めてた。

大人しくしとけば…アイツは私をお人形のように
気持ち悪い程可愛いがって、危害を与えなかったから。


ぬかるんだ下り坂の山道は足場が悪くて
いつ転んでもおかしくない。

しかも、私は今Tシャツと短パンに裸足で駆けていて…足に木の根や枝、石が突き刺さり、
真っ暗闇で見えてないけど、きっと足の裏は血まみれだ。