「今日は嵐ね……神が怒ってるみたい……」
拍子抜く発言を醸してくる。
契約書を書き直したのがバレないように冷静に対処できる大人を目論んだ。
「確かに。傘の中は熱いがな(違う意味で)」
「でもこうしてデートできるの嬉しい……!」
雷の鳴る中、彼女を災難から守るように心がけたつもりだったが墓穴を掘った。
車が通り、車道側で土砂をかぶってしまった。
その上汚れを落とさない限り店内入室は憚れたーー。
まるで神様が怒ってるみたいーー実現してるじゃないか。店から慌てて出てきたりあにハンカチで拭いとられ、心配される。
店内に少しばかり入りたかったが憚れてしまったので地獄を味わう羽目になった。



