(今日も悠太郎くん、来るかな)
好きな人がいると口にしたら、なんだか悠太郎くんに会うのが緊張する。
(なんか今日……上手く話せるかな)
本人に言ったわけじゃないのに、変なの私。
「紬ちゃん、おつかれ」
「おつかれさま、悠太郎くん」
いつもの会話。
「今日もバイト終わり22時?」
「うん」
「待ってる。一緒に帰ろ」
「……うん」
(やばい、変な間ができちゃった)
いつもは言える「待ってて」も、今日は変に意識しちゃって言えない。
どうしよう、きっと変だと思われた。
ーー
22時。
悠太郎くんに早く会いたいから急いでバックに入ると
「ごめん!朝比奈さん、これだけ片付けてもらっていい?」
と店長に頼まれる。
(もう〜店長ー!私、勤務時間終わってますよ!)
なんて、もちろん言えずに
「いいですよー!」と片付けをする。
「ごめんごめん、お待たせ」
外に出る。
隣を歩く悠太郎くんの横顔を見て、なんだか急にまた緊張する。
「今日、寒いね」
「うん……寒いね」
「もう12月だね」
「……そうだね」
帰り道、なんとなく会話が弾まない。
(なんで、なんで上手く話せないの)
駅に着いて、別々のホームに向かう。
振り向いて、悠太郎くんの背中を見つめる。
私の、好きな人。
悠太郎くんがゆっくり振り向いて、目が合った。
とびっきりの笑顔で手を振った。
好きな人がいると口にしたら、なんだか悠太郎くんに会うのが緊張する。
(なんか今日……上手く話せるかな)
本人に言ったわけじゃないのに、変なの私。
「紬ちゃん、おつかれ」
「おつかれさま、悠太郎くん」
いつもの会話。
「今日もバイト終わり22時?」
「うん」
「待ってる。一緒に帰ろ」
「……うん」
(やばい、変な間ができちゃった)
いつもは言える「待ってて」も、今日は変に意識しちゃって言えない。
どうしよう、きっと変だと思われた。
ーー
22時。
悠太郎くんに早く会いたいから急いでバックに入ると
「ごめん!朝比奈さん、これだけ片付けてもらっていい?」
と店長に頼まれる。
(もう〜店長ー!私、勤務時間終わってますよ!)
なんて、もちろん言えずに
「いいですよー!」と片付けをする。
「ごめんごめん、お待たせ」
外に出る。
隣を歩く悠太郎くんの横顔を見て、なんだか急にまた緊張する。
「今日、寒いね」
「うん……寒いね」
「もう12月だね」
「……そうだね」
帰り道、なんとなく会話が弾まない。
(なんで、なんで上手く話せないの)
駅に着いて、別々のホームに向かう。
振り向いて、悠太郎くんの背中を見つめる。
私の、好きな人。
悠太郎くんがゆっくり振り向いて、目が合った。
とびっきりの笑顔で手を振った。



