いつの間にかバイトの日は、
ゆうたろうくんが来るか楽しみになっていた。
……けど、今日は違う。
(皆のゆうたろうくん……)
昨日サークルで聞いた話が頭を離れない。
名前を呼ばれたのも、笑顔も見せてくれたのも、
何も特別じゃなくて、彼にとってはファンサのひとつ。
ちょっと特別かもって、思っちゃってたなあ……。
(つむぎちゃん)
彼の呼ぶ私の名前は、
キラキラしているような気がしていたのに。
カランカラン。ドアが開く。
……ゆうたろうくんだ。
いつものとおりイヤホンを片耳外してレジに来る。
「つむぎちゃん、おつかれ」
「おつかれさま」
なんだか素っ気ない返事になってしまう。
「アイスカフェラテお願いします」
「かしこまりました」
ゆうたろうくんは、いつもアイスカフェラテを頼む。
私だけが知っているような気がしていたけど、
そんなこと皆が知っているのかもしれない。
「お待たせしました、アイスカフェラテです」
「ありがとう」今日も目を見てお礼を言われる。
知ってる?
ゆうたろうくんは店員さんの目を見てお礼を言ってくれるんだよ。
皆の王子様。皆のアイドル。皆のゆうたろうくん。
私だけに、彼が発光してるように見えてると思ってたのに。
モヤモヤした気持ちを誤魔化すように
「いらっしゃいませー!」と明るい声を出した。
この気持ちに、まだ名前を付けられなかった。
ゆうたろうくんが来るか楽しみになっていた。
……けど、今日は違う。
(皆のゆうたろうくん……)
昨日サークルで聞いた話が頭を離れない。
名前を呼ばれたのも、笑顔も見せてくれたのも、
何も特別じゃなくて、彼にとってはファンサのひとつ。
ちょっと特別かもって、思っちゃってたなあ……。
(つむぎちゃん)
彼の呼ぶ私の名前は、
キラキラしているような気がしていたのに。
カランカラン。ドアが開く。
……ゆうたろうくんだ。
いつものとおりイヤホンを片耳外してレジに来る。
「つむぎちゃん、おつかれ」
「おつかれさま」
なんだか素っ気ない返事になってしまう。
「アイスカフェラテお願いします」
「かしこまりました」
ゆうたろうくんは、いつもアイスカフェラテを頼む。
私だけが知っているような気がしていたけど、
そんなこと皆が知っているのかもしれない。
「お待たせしました、アイスカフェラテです」
「ありがとう」今日も目を見てお礼を言われる。
知ってる?
ゆうたろうくんは店員さんの目を見てお礼を言ってくれるんだよ。
皆の王子様。皆のアイドル。皆のゆうたろうくん。
私だけに、彼が発光してるように見えてると思ってたのに。
モヤモヤした気持ちを誤魔化すように
「いらっしゃいませー!」と明るい声を出した。
この気持ちに、まだ名前を付けられなかった。
