ーー悠太郎サイド
「……彼女欲しいなあ」
目の前でぼやいてるのは拓海(たくみ)。
「その気になったらできるだろ、お前なら」
冷静に返すのは蓮(れん)。
2人とも高校時代からの友達だ。
「お前はずっと付き合ってる彼女いるもんなあ」
蓮はサッカー部のマネージャーと付き合ってもう3年。
大学は別だけど、一緒に上京してきた彼女としょっちゅうデートに行っている。
「悠太郎は?やっぱ彼女とか作らないの?」
蓮に聞かれて「うん……」と答える。
「やっぱ俺、夢諦められないし……」
「彼女とかいたら、彼女もファンの子も悲しませるじゃん」
「さすがアイドルの卵」と茶化されるけど、
本心では応援してくれていることを知っているから悪い気はしない。
「こないだ、可愛い子と話してたじゃん。カフェの子とかって」
「それ、俺も気になってた。悠太郎があんな感じで女の子と喋ってるの初めて見たし」
「あー、つむぎちゃん」
「え、名前知ってんの」
「うん、ちょっと話した」
「で?」
「で?ってなに?それだけ」
「ふーん」
(お疲れ様です、悠太郎くん)
と恥ずかしそうに言ってくれたつむぎちゃんを思い出す。
(……かわいかったな)
「かわいい子だったからさ、仲良くなっといてよ」
「なんでだよ」
「そりゃもちろん、悠太郎の代わりに俺が仲良くなる!」
「やめろよ拓海」
「やめろ、嫌われる未来が見える」
「なんでだよー俺は彼女欲しいよー」
馬鹿騒ぎしながらも、
……なんでか、つむぎちゃんのことを思い出していた。
「……彼女欲しいなあ」
目の前でぼやいてるのは拓海(たくみ)。
「その気になったらできるだろ、お前なら」
冷静に返すのは蓮(れん)。
2人とも高校時代からの友達だ。
「お前はずっと付き合ってる彼女いるもんなあ」
蓮はサッカー部のマネージャーと付き合ってもう3年。
大学は別だけど、一緒に上京してきた彼女としょっちゅうデートに行っている。
「悠太郎は?やっぱ彼女とか作らないの?」
蓮に聞かれて「うん……」と答える。
「やっぱ俺、夢諦められないし……」
「彼女とかいたら、彼女もファンの子も悲しませるじゃん」
「さすがアイドルの卵」と茶化されるけど、
本心では応援してくれていることを知っているから悪い気はしない。
「こないだ、可愛い子と話してたじゃん。カフェの子とかって」
「それ、俺も気になってた。悠太郎があんな感じで女の子と喋ってるの初めて見たし」
「あー、つむぎちゃん」
「え、名前知ってんの」
「うん、ちょっと話した」
「で?」
「で?ってなに?それだけ」
「ふーん」
(お疲れ様です、悠太郎くん)
と恥ずかしそうに言ってくれたつむぎちゃんを思い出す。
(……かわいかったな)
「かわいい子だったからさ、仲良くなっといてよ」
「なんでだよ」
「そりゃもちろん、悠太郎の代わりに俺が仲良くなる!」
「やめろよ拓海」
「やめろ、嫌われる未来が見える」
「なんでだよー俺は彼女欲しいよー」
馬鹿騒ぎしながらも、
……なんでか、つむぎちゃんのことを思い出していた。
