沢山の愛をありがとう

片方の眉尻を上げるパーカー男。


「おかしいな……。見聞書には21って書いてあったのに……、ま、どーせいつもの凡ミスだろうけど」


グラスを持って交換しにいくパーカー男。


シンクに流し、背の高い冷蔵庫を開けジュースを注ぐ音がする。


渡され、ただのジュースを口に含ませる。


こうやって誰かと食事したの何年振りだろうっ。


私が15の時に親が海外逃亡するように出て行ってから


数年の月日が経っていた。