妖魔討伐中なので邪魔しないでください。~美少女妖魔払い手は感情を知る~

そう言うと、彼は耳としっぽをはやし始めた。
その瞬間ぞくっとした。

彼は、払い手の中でもごく稀にいる
獣人だったのだ。

話は聞いたことがあったが、
見るのは初めてだった。

へー。
耳、もっふもふ。

思わずガン見してると、

「なに? 
じろじろ見てきちゃって♡
恋、しちゃった?」

「私、恋は絶対しないよ。
まず、できない。」

「え?」

あ。
思わず口を滑らせてしまった。

こいつに言うつもりなんてなかったのに……

「てか、名前なに?」

「言ってなかったっけ?
僕、犬丘 明照(いぬおか あきてる)」

「よろしく」

「……!!
推しからのよろしくはヤバい……♡」

は?
「推し?」

私が……推し??