妖魔討伐中なので邪魔しないでください。~美少女妖魔払い手は感情を知る~

「ねえ、照れてんの?」

「照れてちゃ、悪いか」

帰ってきた言葉は予想外のものだった。

どうせ、
照れてないしっ
とか、
もっと子供っぽいこと言ってくると思ってた。

てか、妖魔って照れるんだ。

妖魔の生態が分かってくるな、
漆龍といると。

これでスキルをあげられるかも。

そんなこんなして、
2人の世界に入っていると、
海成 雲穏先輩に肩を叩かれた。

ものすごい殺気を感じる。

「ねえ、
なんでこの妖魔を討伐しないの?」

ギリギリと肩を掴んできて、
流石に痛い。

悲痛に顔を歪めると、
漆龍がそれに気づいたのか、
雲穏先輩を睨み始めた。

雲穏先輩は私の肩から手を離すと、 
ニヤッとして杖を手に取った。

漆龍も、羽を広げて
妖魔の魔法で私を遠くに行かせ、
戦闘態勢に入る。

これはやばい。

雲穏先輩と漆龍の
バトルが始まる。