妖魔討伐中なので邪魔しないでください。~美少女妖魔払い手は感情を知る~

ドキドキしながらみていると――

「うがっっ」

なんと、一瞬にして先生が縛られた。

妖魔の魔法だろう。

目をみはってると、
妖魔がニコニコしながら私の元に帰ってきた。

「僕、カッコ良かった??」

有無を言わせない力強い言い方だった。

「う、うん」

思わず"うん"と答えると、
妖魔はおでこにキスをしてきた。

またキス……
コイツ、キス魔か?

「妖魔ってキスしてくるけどなんで??」

「んー、
藍蘭がかわいいから?」

かわいい……
表情も変えない私が?

どこに可愛いと思ったんだろう。

「てか、僕のこと妖魔って呼ぶのやめて?」

え。

「なんで??」

「いや、僕にも名前あるんだけど」

「そっか。
それは人間と変わらないんだね。」

名前なんだっけ。
えーとっ、そうだ。

「黒闇 漆龍。」

「っ、かわいすぎ……」

「??
今何て言った?」

「な、なにも言ってない!!!!」

そういって、
そっぽを向かれてしまった。

あれ、耳赤い。

もしかして……

照れてる??