妖魔討伐中なので邪魔しないでください。~美少女妖魔払い手は感情を知る~

理解する間もなく頂上に着くと、
妖魔は頭をすりすりしてきた。

撫でてということだろうか。

大人しく撫でてあげるか。
頂上まで連れていって貰ったし。

そう思って恐る恐る撫でてみると、
思ったより髪の毛がさらさらで、
気持ち良かった。

ずっと撫でていると、
先生の怒号がとんできた。

「なに妖魔を撫でているんだ!
はやく討伐しろ!!!!」 

わっ、
ビックリした。

確かに、討伐するのが当たり前。

でも討伐したら
私の呪いが解けなくなっちゃう……

ひとり焦っていると、
妖魔が先生のほうに飛び立っていった。

なにするつもり!?

「先生こんにちわー!!
僕、妖魔の黒闇 漆龍(くろやみ しりゅう)
って言います!
藍蘭ちゃんの運命の妖魔です!」

そういって妖魔の黒闇はかわいくウインクした。

いや挨拶!?!?

普通しないでしょ!!!!

先生は挨拶を無視して
妖魔の黒闇を討伐しようとしてきた。

「先生!
待ってください、その妖魔が言ってることは本当で……!!」

「……」

先生は一瞬手を止めたが、
すぐにまた討伐しようとしてきた。

っ、どうすればいい?

先生は強い。

妖魔時学園一強いとも言われている。