妖魔討伐中なので邪魔しないでください。~美少女妖魔払い手は感情を知る~

「あ、細流は初めてだもんな。
2年生、見本見せてやってくれ。」

先生がそう言うと、
2年生は一斉に岩山を登り始めた。

高いジャンプをして登っている人や
杖を利用している人、
ボルダリングのように壁をつたってる人。

それぞれ
テキパキ動いて登っていく。

私の場合は
どうやって登ろう……

考えてる内に2年生のほとんどが
岩山を登りきっていた。

どうしよ。

「細流、登ってみなさい。」

どうすれば―――!!!!

「お困りごとぉ?」

艶があって、
聞いたことのある声が耳元に響いた。

 「妖魔……」

そう、運命の妖魔だ。

「岩山の山頂まで連れていってくれない?」

「いーよ。
じゃ、失礼♪」

ふわっと体が浮く。

妖魔の顔が目の前にきた。

私、今どうなってる?