檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

玲央「……」

でも。

目は逸らさない。

玲央「…最初は、そうだった」

続ける。

逃げない。

玲央「……どうすればいいか分からなくて、
   ……守るしかなくて、
   ……それでいいと思ってた」

一つ一つ、言葉にする。

芹羽「……」

芹羽の指が、少しだけ動く。

それでも、黙っている。

玲央「……でも」

ここからが、本音。

玲央「今は違う」

はっきりと言う。

芹羽「……」

初めて。

芹羽が顔を上げる。

視線が、ぶつかる。

逃げない。