檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

返事はない。

リビングの明かりはついている。

静かだ。

玲央「……」

足を進める。

リビング。

ソファに、芹羽がいた。

玲央「……」

目が合う。

一瞬だけ。

すぐに逸らされる。

それだけで、
胸が締め付けられる。

玲央「……」

少し離れた場所で止まる。

距離は、そのまま。

自分からは、近づかない。

玲央「……話がある」

静かに言う。

芹羽「……」

芹羽は何も言わない。