檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

今ならまだ。

間に合うかもしれない。

そう思った瞬間。

玲央「……」

強く、思う。

――このまま終わるのは、嫌だ。

はっきりとした意思。

逃げていた感情が、
形になる。

玲央「……」

ゆっくりと、息を吐く。

目を閉じる。

もう。

誤魔化さない。

誤魔化せない。

玲央「……」

どうするか。

決めるしかない。

そう思いながら――

ようやく、少しだけ。

前を向こうとしていた。