檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

玲央「……いや」

結局、それだけ。

芹羽「そう」

それ以上は、来ない。

踏み込まない。

玲央「……」

その距離が。

思った以上に、きつい。

―――

夜。

子どもたちが寝たあと。

リビング。

また同じ配置。

同じ距離。

でも。

前とは違う。

玲央「……」

何も言わない時間が続く。

その中で。

ふと、思う。

このままでいいのか。