檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

羽美「わー」

嬉しそうな声。

そのまま、肩にしがみつく。

玲央「重くなったな」

羽美「うそ!?」

即答。

思わず、少しだけ笑う。

―――

食卓。

三人分の皿が並ぶ。

当たり前みたいに。

羽美「いただきます」

小さな声が先に響く。

それに合わせるように、
手を合わせる。

こういう時間も、
いつの間にか習慣になっていた。

玲央「今日、どうだった」

何気なく聞く。

芹羽「いつも通りかな」

芹羽が答える。

芹羽「羽美がちょっとだけ駄々こねたくらい」

羽美「こねてない」