檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

玲央「……朝から」

蒼真「近く来てたからな」

軽い調子。

でも。

視線は、鋭い。

蒼真「上がるぞ」

玲央「ああ」

止める理由もない。

そのまま中に入る。

芹羽「あっ、お兄ちゃんおはよう」

奥から、芹羽の声。

蒼真「おう」

短く返す蒼真さん。

いつも通りのやり取り。

でも。

玲央「……」

空気が違うことに、
すぐ気づくはずだ。

この人は。

玲央「……」

案の定。