檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

会話は、それで終わる。

―――

テーブル。

四人分の席。

いつも通りのはずなのに。

妙に広く感じる。

羽美「いただきます」

羽美の声。

それに合わせるように、
手を合わせる。

玲央「……」

会話は少ない。

必要最低限。

それでも成立するのが、
余計に苦しい。

玲央「……」

ふと、インターホンが鳴る。

玲央「俺が出る」

立ち上がる。

そのまま玄関へ向かう。

ドアを開けると。

蒼真「よう」

そこにいたのは、蒼真さんだった。