檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

立ち上がる。

足が、自然と寝室の方へ向く。

ドアの前で、止まる。

開けるか。

やめるか。

玲央「……」

ノブに手をかける。

でも。

動かない。

開けたところで、
何を言う。

また、同じことになるだけだ。

玲央「……」

手を離す。

そのまま、壁にもたれる。

玲央「……」

情けない。

ここまで来て。

何もできない。

何も言えない。

玲央「……」