檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

玲央「……帰ろ」

それだけ言う。

それ以上、何も聞かない。

責めない。

その方が、きつい。

玲央「……」

立ち上がる。

足が、少しだけ重い。

言わなきゃいけない。

分かってる。

でも。

言葉が見つからない。

玲央「……」

外に出る。

夜の空気。

少し冷たい。

頭が、少しだけ冷える。

その分。

さっきの言葉が、
はっきりと思い出される。

玲央「……」