檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

芹羽「……分かった」

それ以上は何も言わない。

踏み込まない。

いつも通りの距離。

でも。

さっきまでとは、
少しだけ違う空気。

玲央「……」

何も言えない。

何もできない。

ただ。

一つだけ、はっきりしている。

玲央「……」

もう、誤魔化せない。

この感情は。

ただの違和感じゃない。

ただの責任でもない。

玲央「……」

視線を落とす。

自分で自分に、
呆れる。

ここまできて。