檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

したくない。

玲央「……」

沈黙。

そのまま、
時間が流れる。

芹羽「ごめん」

先に口を開いたのは、
芹羽だった。

芹羽「気をつけるね」

その言葉に。

胸の奥が、強く揺れる。

違う。

そうじゃない。

謝らせたいわけじゃない。

玲央「……いや」

やっと声が出る。

玲央「別に、そういう意味じゃねえ」

言いながら。

自分でも分かってる。

もう遅い。

玲央「……」

芹羽は、少しだけ困ったように笑う。