檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

芹羽「うん、さっきのね」

自然に会話が始まる。

距離も近い。

仕事だと分かってる。

分かってるのに。

玲央「……」

視線が止まる。

無意識に。

芹羽「ここ、こうした方がいいと思う」

芹羽が少し身を乗り出す。

それに合わせて、
相手も距離を詰める。

近い。

――近すぎる。

玲央「……」

胸の奥が、
じわっと熱くなる。

面白くない。

理由は、もう分かっている。

でも。

認めたくない。

キャスト「玲央?」