檻の外で咲く恋〜玲央視点〜

玲央「……」

その手を、少しだけ強く握る。

―――

帰り道。

両手に子ども。

少しだけ騒がしい帰路。

玲央「……」

ふと、思う。

あの時。

もし違う選択をしていたら。

玲央「……」

この光景は、なかった。

玲央「……」

自然と、息を吐く。

隣にいなくても。

ちゃんと、繋がっている。

そう思える。

―――

夜。

芹羽「おかえり」

玄関を開けると、
芹羽が迎える。

玲央「ただいま」

自然に返す。